7月15日 海の日 函館地方はあいにくの曇り空。全日本学童南・北海道大会決勝が函館オーシャンスタジアムで行われました。
現在の6年生は遠征慣れしているのか、朝5時に起床の予定でしたが、選手たちの大半は4時30分から起きていました。
そして、8時に球場入り。先乗りしていた父母は、幟、横断幕の準備も手際よく行い、ベンチには暑さ対策の水分、ゼリー等が準備され、試合開始が待たれます。
8時53分。集合の合図とともに整列、さあいよいよ試合開始です。
スタンドでは団長の掛け声で、戦闘開始!!
フリッパーズの応援団は昨日同様、60名強集まり、迫力のある応援が繰り広げられます。
試合は0対0の膠着状態のまま進み、最大の山場は4回の裏、1アウト満塁のピンチ。ここで得点を取られると、相手に流れが傾きそうな状態を全員で守り抜き、ピンチを凌ぎます。スタンドの応援団も胸もなでおろします。
そして5回の表、再度戦闘開始の応援歌が…
ピンチの後にはチャンスありの格言通り。下位打線がチャンスを作ると、待望の1点が入り、スタンドは大盛り上がり。
その後も打線はつながり、得点を重ねます。
その後も着々と得点を重ね、いよいよ最終回。
函館で一度も全国大会を決めたことのないフリッパーズ。2012年の近年最強世代ですら勝てなかった函館の地。
2019年7月15日10時31分、歓喜、そして新たな伝説が幕を開けた瞬間。
2年ぶり7回目の南・北海道大会優勝!
そして5年連続全日本学童全国大会出場を決めることができました。
平成4年の初出場。
平成21年、現在コーチである伊藤コーチが主将として勝ち取った世代。
平成27年、道内負けなしの74連勝した世代。
平成28年、高野山旗準優勝、全日本学童3位と全国で9勝挙げた世代。
平成29年、フリッパーズ史上初、悲願の全日本学童全国大会優勝をした世代。
平成30年、公式戦で一度も勝利したことのなかった長曽根ストロングスを破り、高野山旗全国優勝をした世代。
この錚々たる世代と同じスタートラインにようやく立つことができました。
今年の世代は、札幌東16丁目キッズの初代メンバーがいる世代。
平成28年全国9勝を挙げた世代の時に結成され、最初、キッズは3人からのスタートでした。
現在のホームページを開設し、その中で団員募集をし、少しずつ集まってきたキッズ。
最初は人数が少なく、試合ができるか不安でした。
4年生、5年生の時はなかなか試合にも勝てませんでしたが、先輩たちが全国で活躍する姿を見ているうちに自分たちも『いつかはあのように格好良くプレーしたい』と一生懸命練習し、ようやくその努力が実も結んだ瞬間だったのではないかと思います。
初代キッズ世代が、高野山旗、全日本学童を戦い抜くのか、そして令和の幕開けと共に、新たな伝説を作っていけるかはこの1ヶ月の頑張り次第です。
これから野球漬けの1ヶ月です。
『令和元年、 新たに刻む、ぼくらの軌跡 ~Newly engraved, our trajectory since 2019~ 』
8月23日に歓喜の瞬間を迎えることのできるように、選手、指導者、父母が三位一体になって頑張りましょう!