平成30年11月24日 土曜日 今週降った雪がまだ道路に積もっている札幌市内。
ホテルモントレ エーデルホフ13階にて、2018年度 東16丁目フリッパーズ卒団式が行われ、今年は高野山旗全国学童軟式野球大会を制した11人が巣立っていきました。
史上2番目に弱いといわれた世代…
スーパージュニアの時は人数が少なく、その時在籍していた現在の5年生と合わせても9~10人。
一人が体調を崩したり、休んでしまったら試合ができない状況。そして何度も大敗を喫し、本当に先輩たちのように全国大会に行けるのだろうか? 親子で夢を見ることができるのだろうか? 苦悩した日々…
4年生の時は5人しかおらず、ほとんどのメンバーが2016年から全国大会でベンチ入り。
先輩たちの背中を追いかけてきた…
初期メンバー5人は全国大会に合計7回出場。小学生の団体競技で7回の全国大会に出場はギネス級…
5年生になり新入団が増え、現在の11人に…
そして少しずつ芽が出始め、試合に勝てるようになってきた5年の秋。
自分たちで掴んだ高野山旗出場の切符。
6年になり、全日本学童は全年度優勝により予選免除…
公式戦の数が激減。試合勘がなかなか掴めず、模索する日々…
それでも日刊春季優勝!
これで弾みをつけ、高野山へ…
過去3年間の先輩たちに見劣りしない試合運びで圧倒。
そして決勝では過去の先輩たちが成しえなかった学童野球界の絶対王者、長曽根ストロングスに勝利し、フリッパーズ史上初の高野山旗全国制覇!そして長曽根ストロングスに公式戦初勝利! ついに花が咲いた瞬間。
3週間後の全日本学童に弾みをつけたはずだった…
そして迎えた8月21日。
相手は世界の辻監督率いる多賀少年野球クラブ。
あの辻監督がこの世代で全国制覇できなかったら一生できないまで言わせた多賀の過去最強世代。
高野山旗の前哨戦で多賀に行き交流試合をした時も0対4と惨敗。
しかし高野山でつけた自信は本物だった。
初回3点先制…
勝てる…
しかし徐々に追い上げられ6回終了時に3対3の同点。
7回の表、フリッパーズ無得点。裏を守り切り、促進へと誰もが疑わなかった…
ランナー2塁の状態で相手バッターが打った打球は右中間へ…
フリッパーズに関係している誰もがスローモーションになった瞬間…
6年生の夏が終わった瞬間であった。
多賀少年野球クラブはその後順調に勝ち進み、全国制覇。
もしあの時点数が入っていれば、あの時打ち取っていれば…
「たら・れば」は言ってはいけないが、どうしても言いたくなってしまう。
しかしフリッパーズ史上2番目に弱いといわれた世代が、堂々と全国のチームと戦い抜けた証はそこにあったのではないか。
そして後輩たちに託した夢。
残された5年生以下は先輩の意志を継いでいかなければならない。まだまだ頼りない5年生。
このブログを書いている担当(現5年生ブログ担当)他、5年生、そして5年生の親全員がOBの皆さんに良い報告ができるよう、そして来年この時期に最高の夏だったと言えるよう先輩たちの意志を継いで頑張っていきましょう。
6年生卒団おめでとう!
本当に君たちは輝いていた。本当に格好良かったよ! そして楽しい瞬間をありがとう!