8月21日、
いよいよ全日本学童軟式野球大会2回戦にフリッパーズ登場。
「史上最高の夏」最終章が幕を開けます。
対戦相手は、本大会優勝候補の一角、多賀少年野球クラブさん。
全日本学童12回出場、そして、前回の高野山遠征ではその実力を見せつけられた強豪です。
選手は朝4:30起床、5:30からウォーミングアップ開始。
お父さんお母さんは、神宮球場に6:00集合。
全日本学童初戦に向けて準備は万端。
準備不足はありません!
試合前のシートノックでは、いつも以上に動きのいい選手たち。
「やってやる!」気迫がみなぎっています!
先行は、フリッパーズ!
先取点が欲しいフリッパーズは、ななとのツーベースヒットを皮切りに
りょうや&りょうやのタイムリーで初回三点先制!
幸先のいいスタート!
エースそうたも力投!
1回、2回と多賀少年野球クラブさんの強力打線を抑えます!
ペースはフリッパーズか?と思った矢先、
3回裏、2点タイムリーを許し3-2。
1点差まで詰め寄られます。
しかし、フリッパーズ打線も負けてはいません!
けいご、そうた、りくと、けんしん、ひなが長短打を放ち反撃!
しかし、あと1本のところで続かず、追加点を奪えません。
五回の裏、同点のランナーを許し一打同点の場面。
左中間後方へ放たれた大飛球をレフトはるきがランニングキャッチ!
必死に流れを渡さないようバックも守り立てます!
しかし、流石の多賀打線。
息つく間もなく、次打者がタイムリーヒットを放ち3-3の同点。
まさに、一進一退の攻防。
ブルペンでは、いつでも準備出来ているとかわゆう。
しゅうもその思いでチームを鼓舞します。
互いに死力を尽くしながら迎えた最終回。
多賀少年野球クラブさんの攻撃。
四球とスチールで一死二塁。一打サヨナラの場面。
盛り上がる多賀応援団!
祈るフリッパーズ応援団・・・
そして運命はやってきました。
力投を続けてきたそうたの133投目。
その渾身のストレートが右中間へ。
ライトけんしん、けんめいにバック!
ワンバンした打球が頭を越されそうになるもギリギリでキャッチ、
すぐさまバックホーム!
しかし、二塁ランナーが生還。
ゲームセット・・
3-4x
予想していなった結末に言葉をなくすフリッパーズ応援団・・・
その後のことはすっかり頭が真っ白になりまして・・
気持ちの整理がつかない中試合後の片づけをなんとか終え、
球場の外で選手たちを待ちます。
激闘を労らう監督。
泣きじゃくる選手たち・・
監督の促しで、選手たちはお父さんお母さんのもとへ・・
しかし、みんなごめんね・・
お父さんお母さんちたちは、万全の準備をしたと思っていたんだけど、
フリッパーズが負ける気持ちの準備はしてなかったんだ・・
だから、なんだかかける言葉が見つからなくて・・・
その後、多賀少年野球クラブさんに想いを込めて、
千羽鶴を。
その際、辻監督から思いやりにあふれた言葉をいただき、
気持ちの整理のつかないフリッパーズ選手たちの心にきっと届いたと思います。
本当にありがとうございました。
こうして、「史上最高の夏」最終章は、約2時間の死闘とともに幕を閉じました。
チーム目標の全日本学童連覇の夢は達成できませんでしたが、
高野山旗優勝という大きな勲章を手にした6年生にとっては、
やっぱり「史上最高の夏」と言わせていただいてもいいですよね?
みなさま、多大なご支援とご声援をいただき、本当にありがとうございました!!
たった1試合の公式戦かもしれませんが、
全日本学童でしか経験出来ない1試合。
この1試合を勝ち抜くためにほぼすべての時間を野球に費やしてきた経験は、
きっと選手たちの大きな財産になると思います。
学童野球に全力を尽くした選手たちに皆様、どうか暖かいお声をかけていただきたく、
よろしくお願いいたします。
そして、学童野球に情熱を注ぎすぎたお父さんたちが、ちょっぴりブルーになっていますので、
こちらも暖かいお声かけ、よろしくお願いいたします!