8月12日 全日本学童軟式野球大会準決勝が、大田スタジアムで行われました。
北海道勢としては、6年ぶり3度目の準決勝。フリッパーズとしては初の準決勝の舞台。
北海道勢としてはいまだ見ぬ決勝の舞台に向けて、相手は前年度優勝、大阪府の長曽根ストロングスです。
長曽根ストロングスといえば全日本学童軟式野球大会最多の5度の優勝。今年は連覇を狙う学童野球では名門中の名門。フリッパーズも高野山旗の前に練習試合をさせていただいた最強のチームです。
今日も最高気温は30度超え、暑さとの戦いもこの日で5試合目。9:00にプレイボール。
初回、いきなり1アウト3塁の大ピンチ。しかしエンドランを外し、三本間にランナーを挟み、タッチアウトでピンチを凌ぎ無得点に抑えます。
3回までお互い0行進のまま、試合を分けた4回へ。1アウト1塁3塁のピンチ。前進守備をするもバウンドの高い内野ゴロの間に1点を献上。
そしてフリッパーズの攻撃。連打で1アウト2塁3塁の同点、逆転のチャンス。
『君がいたな~つは 遠い夢のなかぁぁ~ 空に消えてった 打ち上げはな~び』
しかし後続が倒れ、無得点。
その後もピッチャーが踏ん張り、最終回まで1点のビハインド。
そして運命の7回裏。2回戦、3回戦では7回裏にドラマを起こしたフリッパーズ。2度あることは3度ある。ここでも再び…
2アウトになり、『もはや、ここまでか』と思った時、ヒットでランナーが出塁。逆転サヨナラのフリッパーズ再びと期待を込め、応援席のお父さん、お母さんの声援もヒートアップ。
しかし…
再びミラクルは起こらなかった…
0対1。
小さいころから野球を始め、お父さん、お母さんと一緒に練習をし、そしてフリッパーズに入り全国大会優勝を目指し、練習した日々。色々な想いが頭の中を回想したものが頬から一粒一粒落ちて行く…
決勝進出、そして全国大会優勝の夢は叶わなかった。
しかし高野山旗準優勝に続き、全日本学童軟式野球大会第3位。
フリッパーズの歴史の1ページに刻み込んだ瞬間。
レギュラーで試合に出ている6年生、5年生、そしてベンチで一生懸命声援をした5年生、4年生。そして応援席で応援してくれた4年生、そしてキッズの子。札幌で応援してくれた、新入団の5年生、そしてキッズの子。
今まで全国優勝の目標に向かい、一生懸命指導してくれた監督、コーチ。
応援席で声をからして応援したお父さん、お母さん。スコアラーのお父さん。試合があまり見れない状況のベンチ裏で選手のサポーターをしてくれたお母さん。
フリッパーズを応援してくれている元村公園の近所の方々、各地にいるフリッパーズのファンの皆様。
そして今までフリッパーズの歴史に名を刻んできたOBの皆さん。OBの皆さんの全国大会の経験があったからこそ、ここまでこれたのだと思います。
フリッパーズに関わる皆様のおかげで掴んだ『銅メダル』だと思います。
高野山旗全国学童軟式野球大会で5勝、全日本学童軟式野球大会で4勝。全国大会で積み上げてきた合計9勝。
今年の高野山旗、全日本学童合わせて9勝は沖縄県の世名城ジャイアンツと並んで最多。
両大会でメダルを獲ったのはフリッパーズだけです。
全国優勝の夢は叶わなかったけど、本当に一戦一戦成長していったと思います。
悔しい思いはあるけれども、5年生そしてその後の後輩たちに全国優勝の夢を託して胸を張って北海道に戻ろう。
『世界で一番熱い夏』最終章。
夢は後輩たちに託して… 完