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執筆者の写真Flipper

全日本学童軟式野球大会 2回戦


8月9日、全日本学童軟式野球大会2回戦が稲城中央公園野球場で行われました。

11時時点で、その時の気温はピンポイントで37℃

さすがに北海道では体験したことのない気温で、選手たちも試合前から汗がしたたり落ちる暑さ。

熱中症にならぬよう、ベンチ入りのサポートのお母さんも水、氷嚢、冷却スプレーなど準備にてんてこ舞い。

対戦相手は新潟県代表、巻南堀団野球クラブ。

11時03分試合が始まりました。

さすがの暑さのせいか、いつものフリッパーズらしい姿には程遠く、3回まで0対3とリードされる展開。

しかし4回に2点を返し、1点差になると選手たちは暑さを忘れ躍動し、5回に2点を入れ逆転に成功。

そして最終回の7回にドラマが…。

あと3つアウトを取れば勝利。誰もが勝利を疑わなかった時、信じられない光景が…

まさかの3失点。逆転を許してしまい4対6と2点ビハインド。

ここで諦めるフリッパーズではない。監督、コーチ、選手、そして応援をしている父母、OBの方々、キッズの子たち、みんなが再逆転を信じて一丸に…

先頭バッターが放った打球はセカンドゴロに… 

しかし相手セカンドがはじき、送球するも気迫のヘッドスライディングで間一髪セーフ。ノーアウト1塁。

次のバッターが倒れ、1アウト1塁。

そして次のバッターが内野安打で1アウト1塁2塁。

同点のランナーが出塁。

『何とかしてくれ~』応援席にいるお父さん、お母さんは最後の力を振り絞り応援。

続くバッターが放った打球はショートゴロ。2塁送球され、フォースアウト。1塁転送されるも、またまた気迫のヘッドスライディングで1塁セーフ。2アウト1塁3塁。

2アウトになり、ベンチでは選手たちが目を真っ赤にしながら声を出し、応援席のお父さん、お母さんも涙ながらに全力で応援。

しかしここからこの試合の最大の見せ場が…。

続くバッターが放った打球は……

外野の頭をギリギリ越え、3塁ランナーがホームイン。2アウト2塁3塁。1点差。

あと1点で同点…

2塁ランナーが帰ればサヨナラ、アウトになれば試合終了…

勝てば神宮球場、負ければ札幌へ。

そして続くバッターが放った打球は……

内野の間を抜け、3塁ランナーホームイン。6対6同点。

応援席のお父さん、お母さんは大興奮。

2アウト1塁3塁。3塁ランナーが帰ればサヨナラの場面。

『君がいたな~つは 遠い夢のなかぁぁ~ 空に消えてった 打ち上げはな~び』

白球は外野の間を抜け……………………

ベンチの選手たちはベンチから飛び出し。応援席のお父さん、お母さんは我を忘れ号泣しながら歓喜の輪。

ベスト16進出。

指導者、選手、父母。三位一体で勝ち取った勝利。

どれか一つが欠けても、今日の結果は生まれなかったと思います。

いよいよ明日はベスト8をかけ、岡山県代表、岡山庭瀬シャークスと対戦です。

『世界で一番熱い夏』最終章。

まだまだ夏は終わらない……

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